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JR秋田駅東口 |
朝から雨がシトシト降り続いている。
午後には降り飽きてくれという希望は、全く叶わなかった。
しかし、風がないので傘でしのげると判断して13時半過ぎに車で妻の実家から車で秋田駅へ向かった。
10分弱で駅東口の駐車場に到着。
2004年4月から2005年8月までの間、2度目の秋田市勤務で住んでいた頃の駅東口は広大な駐車場しかなかったと記憶している。
今は、駅出口がゆったりとしたロータリーに整備され、駅に連接した商業ビルが建ち、その隣にNHK秋田放送局が移転してくるなど驚くほど開発されている。
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釣りキチ三平パス |
漫画「釣りキチ三平」の作者矢口高雄が秋田県出身という縁であろう、三平模様の路線バスがロータリーに止まっていた。
東口にも色々と見所はありそうだっが、まずは城訪問が先と西口側へ移動する。
駅東口と西口は高架の自由通路で結ばれている。
自由通路の中ほどにメインの改札口がある。
ゴールデンウィーク後半の4連休初日のため、新幹線こまち号で帰省客が押し寄せていると昼のニュースで言っていた。
そのためだろう、改札前にはたくさんの人がいた。
市街地の閑散さから察するに、駅内だけの一時的な人出と思われる。
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JR秋田駅改札前 |
駅ビル内のおみやげ物を見て歩くのも面白そうだったが、やっぱり城訪問優先で西口から駅を出た。
初めて秋田に勤務したのが、1983年3月から1987年3月までの間。
当時は西口しかなく、秋田駅前と言えば今の西口側のことを意味していた。
秋田市の玄関口として昔から手を入れてきた西口側は、比較的新しい東口と比べゴチャゴチャ感が否めない。
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JR秋田駅西口 |
駅西口から数分で久保田城址に着いた。
駅から200mくらいの距離しかないだろう。
大手門跡の表示とともに、「千秋公園ご案内」がある。
地元の人には「久保田城址」より「千秋公園」という名称が定着している。
これらの後ろに、物置のような小ぶりの建物がある。
何だろうとよく見ると「秋田中央道路避難口」と書かれた看板が付いていた。
そういえば、この真下に自動車用のトンネルがあることを思い出した。
線路で隔てられている駅東西地区を結ぶトンネルで、これを掘ったおかげで、秋田県庁・市役所がある山王通りから秋田中央インターチェンジまで直進だけで行けるようになった。
公園入口のところで、雨の中、合羽を着たおばさんが秋田名物「ばばへらアイス」を売っていた。
夏場、幹線道路の道端で年配女性(婆)がしゃもじ(へら)でアイスクリームをコーンに盛り付けて売っている光景が昔から秋田にあった。
元々は、店もないような郊外でドライブ中の行楽客をターゲットにしたビジネスモデルだった。
昔の秋田しか知らない私にとっては、こんな市内の真ん中で売っている姿には違和感を覚える。
しかし、秋田にも高速道路が出来て、彼女たちの職場である国道や山間道路(一般道)の交通量が減少し、売り方が変えなければならなかったことは容易に想像できる。
道端のゲリラ商売で「ばばへら」というやや卑下するニュアンスを含む俗称で呼ばれたアイスクリームを、名物に仕立て上げた商魂は賞讃したい。
ちなみに、値段は200円と書いてあった。
買えない金額ではないが、やっぱり、この天気では買う気になれない・・・・。
秋田で変わったと思ったものが、もうひとつ。
たしか昔は商店が何件か並んでいた駅至近の土地が、Times24パーキングになっていた。
この駐車料金の安さは、使い道のない空き地での小銭稼ぎにしか思えない。
県庁所在地の駅前がこんなあり様だなんて。
駅ビルのお土産屋さんをながめようと駅へ向かって歩いていた時、実家にいる妻から電話がかかってきた。
買い物に行くからすぐ帰れだって・・・・とほほ・・・。
お土産屋さんは、夏休みにでも帰省したときにでも見れるだろう。
急いで東口の駐車場に戻り、14時28分出庫。