【旅日記:2013年7月27日(土)】
柏市 → 甲府市 → 柏市
休日の朝6時前。
柏駅南口の人通りは無いも同然。
先週、静岡へ行った時と同じ6時6分発の電車に乗るつもりだったが、早く駅に着き1本前の5時57分に乗れた。
これは取手以北から来た電車。
取手始発なら柏まで空席もあるくらいなのに、こっちは座席前の吊皮にかろうじて空きがあるというほどの混みよう。
取手以北は電車の本数が半分以下に減ってしまうので混むのは仕方がない。
6時27分、上野着。 11・12番ホームから3・4番ホームへ急いで移動。 6時30分に山手線が入線してきたが、浜松町での人身事故によるダイヤ乱れで4分停車するとの案内。 32分発の京浜東北線のほうが先に出ると言うので、そっちに乗った。 6時38分、神田着。 駅構内が工事中で階段の閉鎖や通路が狭かったりで、中央線ホームへ移動するのにイライラさせられる。 ホームに上がった直後に電車が来たが、これは青梅行き。 その次は武蔵小金井行きだった。 これら2本を見送って、6時55分発の高尾行きに乗車。 待っている間に隣のホームに来た、緑一色の山手線車輌が珍しかったので写真撮影。 東京でだいぶ人が乗っていたが、空席もちらほらあって座れた。
東小金井のあたりで少し居眠り。
国分寺駅では、特急の通過待ちで3分停車。
曇りで時々日も差す天気だったが、高尾に近づくほどに雲が厚くなり薄日が消えていった。
北条氏の城址に近づくと天気が悪くなるジンクスは今日も健在。
8時1分定刻で高尾着。 ホームの反対側に止まっていた甲府行きに乗換え。 8時2分、乗換え客が皆が乗り終えるとすぐの発車。 次の駅、「相模湖」に着いたのは9時11分。 駅の間隔が長くなった。 ここで、特急の通過待ちで6分停車。 盆地の甲府は暑かろうと考え、半そで半パンの軽装できたら、電車内は冷房が利いて少し寒かった。 高尾から離れるほど天気が良くなって、窓辺の日差しを浴びて寒くなくなってきた。 そんな窓辺を見ると、昔懐かしい開けられる窓であることに気が付き、無性に開けたくなった。 衝動に逆らうことなく開けてみると、暖かい風が吹き込んできて気持ちが良い。 4人掛けのボックス席を独り占めしていたので風の流入ぐらいなら許されるだろうけれど、焦げ臭いような香りは迷惑かと思いすぐに閉めた。
勝沼あたりまで来るとすっかり晴れていた。
しかし水平線はくもり気味で、遠くの山はかすんでいる。
今日も富士山にはお目にかかれそうもない。
9時15分、塩山着。 特急通過待ちで5分停車。 9時27分、緊急停車。 線路に人が立ち入ったとのアナウンス。 幸い、3分の停車で済んだ。 9時48分、酒折(さかおり)でまたもや特急の通過待ち。 甲府目前で3分の足踏みはさすがにいら立つ。 しかし、新宿からの3時間足らずの間に4本もの特急に追い越されるあたりはさすがに「本線」と名の付く路線だけのことはある。 普通列車も1時間に何本か走っているようだし山梨はあなどれない。 甲府駅到着の直前、電車の速度の落ち具合からホーム進入直前と思える頃に甲府城の石垣が見えた。 9時48分、ほぼ定刻で甲府着。 着いたらトイレに直行。
9時54分、甲府駅北口から出て武田氏館跡(武田神社)ヘ向けて歩き始めた。
始めの数百メートルは平坦だがその後はゆるい登り坂の道。
駅から神社までおよそ2㎞、真っ直な綺麗な道。
10時10分、山梨大学前を通過して、10時20分に武田氏館跡に到着
11時10分、神橋を渡って神社を後にする。
神社前のお土産屋さんを少し覗いてから来た道を戻った。
この道、本当にスッキリとして綺麗な気がするのは、単に真っ直ぐなだけじゃなかった。
なんと、電柱・電線がない。
それに気付いて歩道をよく見ると、いたるところにNTTやらCATVと書かれた蓋がある。
電線を地下に埋めていたのだった。
甲府恐るべし。
地下の電線をどうやって各建物に引き込んでいるのか気になって観察してみた。
各建物に地面から伸びるパイプがあって、そこから電線を立ち上げていた。
11時40分、甲府駅北口に戻ってきた。 連絡通路を通り抜けて南口に出た。 ここで武田信玄公像を発見。 なんとも凛々しい。
お昼を食べる所を探したが高そうだったり、半端に混んでいたりでここぞという所がない。
早々に南口に見切りをつけて、駅東側の連絡橋を通って北口のセルフそば屋に向かった。
途中、連絡橋を渡った所(線路北側)に城門があることを発見した。
この城門から甲府城訪問を始めることにして、その前に腹ごしらえ。
12時5分そば屋に入り、12時17分食べ終えて退店。
店を出る時に、天カスときざみネギを自由に入れらることに気が付いたが後の祭り。
12時20分、件の城門まで戻り、ここは山手門という名であることを知った。 ここから甲府城訪問を開始。 甲府城訪問のレポートはこちらをご覧ください。 13時18分、内松陰門を後にして道路向かい側のYAMAKO(百貨店?)の3階入口から入店。 地下まで降りてお土産物を物色したが、これぞという物がない。 1階出口から出たが、そこは甲府駅のすぐそば。県庁所在地の都市で、駅と城址が百貨店のビルひとつ挟んだだけなんて驚異的。 駅至近の一等地を公園にして、しかも多額の資金を投じて整備事業まで実施ている。 甲府市にただ関心するばかり。 駅ビル内でお土産を買って13時52分の立川行きで甲府を発った。 山梨市駅のホームに桃のモニュメントを見つけ写真撮影。 勝沼を過ぎてトンネルが多くなってきたあたりで少し居眠り。 特急通過待ちでしばらく停車した甲斐大和駅では空の青さに魅かれ写真撮影。
青空はその後も続き、高尾まで来ても変わらず。
15時54分、終点立川に到着。
15時57分発の中央特快東京行きに乗換え。
わずかに空席があって座れた。
16時34分、神田で下車。
16時37分発の山手線内回りに乗換えた。
16時42分、上野着。
トイレに立ち寄ったロスタイムで直後の常磐線電車に乗り遅れた。
それで、16時54分発の取手行きに乗車。
17時26分、柏着。
今日と明日が「柏まつり」開催日。
駅周辺は交通規制されて車道を人が歩いている。
人ごみを縫いながら自宅へ向う。
甲府の人出はさほどではなかったが、年間を通しての来訪者数は相当なものなのだろう。 でなければ、名所旧跡をあれほど整備するはずがない。 一日に2か所を回るのは疲れるけれど、面白かった。 甲府城の訪問は、古いばかりが城の良さではないことに気付かされた。 徐々に門や櫓を復元している甲府城は、現在築城中という感じ。 再現とバリアフリー両方を考慮している姿勢が好ましい。 いっそ、再現しつつ災害時の避難機能を持たせるなど今時のアレンジがあったらもっと面白くなりそう。 |