【旅日記:2016年3月20日(日)】
滋賀県彦根市 → 岐阜県関ケ原町 → 岐阜県大垣市 → 名古屋市
泊った部屋の窓から見える彦根城
泊った部屋の窓から見える彦根城
 6時40分に起床。 窓の防音が弱くて、そばの道路を通過する車の走行音が聞こえる。 その音が気になったわけでもないが、夜中に何度か目が覚めた。 しかし、今日はトイレに立って二度寝することがなかった。 起きて部屋の窓を開けてみると城が見えた。 やや強い風が吹いて、木が揺れている。 天気予報では今日の彦根の最高気温は13℃と言っていた。 吹いている風も冷たそう。
 バイキングの朝食をお腹いっぱいたべて、8時8分にホテルをチェックアウト。 窓から城が見えていたし、昨日観光案内所でもらった地図の助けもあり、迷うことなく堀にたどり着けた。

 彦根城訪問のレポートはこちらをご覧ください。

 10時8分、彦根城を後にして徒歩で彦根駅向かう。 10時23分に着いた。
 今夜の宿泊地は名古屋。 途中関ヶ原に立寄る計画。 次の電車は、10時38分発の米原行。 遅れていて、10時43分に彦根駅に来た。 乗ると直ぐに発車。
彦根駅1番ホーム   米原駅8番ホーム
彦根駅1番ホーム   米原駅8番ホーム
 10時53分、米原駅6番ホームに到着。 大垣行に乗換えるため8番ホームへ移動。 始発の電車が既に入線していた。 先頭車両に乗車。 定刻の11時ちょうどに発車した。
 関ヶ原は米原から4つ目の駅。 途中は山中だった。 冬になると雪が積もるのもわかる。 11時20分4番ホームに着いて途中下車。
関ヶ原駅   関ヶ原周辺地図
関ヶ原駅   関ヶ原周辺地図
 11時28分、駅から歩き始めた。 目指すは関ヶ原町歴史民俗資料館。 線路を跨ぐ道をとおり、11時47分、目的地に到着。
関ヶ原町歴史民俗資料館
関ヶ原町歴史民俗資料館
 窓口で入場料を払おうとしたら、今日は無料開放だと言われた。 何百円という小額でも、予想外にタダだとすごくうれしい。
 1階の展示室に入ると、戦いを時系列で説明する電球仕掛けの大きなパネルがある。 戦い自体は6時間程度の出来事だけど、そこに至る何年か前からの経緯と戦後を紹介するボードがその横の壁面に展示してある。 12時半まで、これらの展示に見入った。
 その後、2階の展示室へ上った。 1階が常設展示で2階が企画展示のようだ。 世界三大古戦場と題した展示をしていた。 ワーテルローとゲティスバーグそれと関ヶ原と並べていた。 ワーテルローは15年にわたるヨーロッパでの戦いの決戦地。 ゲティスバーグは2年続いたアメリカ南北戦争の決戦地。 それに比べたら関ヶ原は、徳川政権確立の上で重要な戦いではあるけれど、最終戦の大坂の陣に向かう過程の戦に過ぎない。 ワーテルローとゲティスバーグほど世界中に知れ渡っているとも思えないし、その二つの戦いと並べたら見劣りする。
 13時2分、資料館を撤収。 13時8分、資料館隣の徳川家康最後の陣跡に着た。
徳川家康最後の陣跡   現代の関ヶ原
徳川家康最後の陣跡   現代の関ヶ原
 事前の計画では、ここから石田三成陣跡にハイキングする予定だったが、冷たい風が吹いているしあろうことかパラパラと雨が降ってきてハイキングは取り止めにして駅に向かった。 資料館で戦いの様子を学び、帰りは、あの山の麓へ攻め込んだのだろうかとか当時の風景を想像しなから歩く。 13時17分、関ヶ原駅へ戻り着く。
 次の名古屋方面への電車は、13時21分発の大垣行。 この電車が少し遅れいて、13時25分に関ヶ原を発った。 当初予定では、16時近くまで関ヶ原で過ごすつもりだったのに、天候に恵まれず、大幅に時間が余ってしまった。 どうやって時間をつぶそうかと思った時に、資料館の展示に石田三成軍が関ヶ原の戦い前夜に大垣城から出陣したとあったことを思い出した。 大垣城が現存するならばそこに立寄ろうと考え、即、ネットで検索して天守があることを知った。
13時37分、大垣駅1番ホームに到着。
関ヶ原駅4番ホーム   大垣駅(南口)
関ヶ原駅4番ホーム   大垣駅(南口)
 ネットで大垣城までの道を調べると、南口の大通りを真っ直ぐ進み右折一回だけと極めて簡単みたい。 13時46分、南口から歩き始めた。 10分位先かと思って直進してたが、差し掛かった角で右を見たら天守があった。 危なく見落として通り過ぎるところだった。
大垣城へ曲がる角   角を右折した先に大垣城
大垣城へ曲がる角   角を右折した先に大垣城
 13時55分、大垣城入口門の前に到着。
大垣城入口門   天守
大垣城入口門   天守
 13時58分、天守の写真を撮影 14時ちょうど、天守の受付で料金を払い入場。 1階は武具の展示、2階は城主や城下に関する説明、3階では西美濃観光ビデオを上映していた。 中2階のような所で、関ヶ原の戦いの経過のCGビデオが上映されている。 関ヶ原の資料館の経過説明展示のほうがデカイけれどアナログチック。 わかりやすさという点では大垣城のほうが格段に上。 ただし、関ヶ原が予習で、ここは復習だったというアドバンテージがある。
 14時43分、最上階(4階)の展望室に昇り着いた。
天守からの眺望(北側)   天守からの眺望(東側)
天守からの眺望(北側)   天守からの眺望(東側)
天守からの眺望(南側)   天守からの眺望(西側)
天守からの眺望(南側)   天守からの眺望(西側)
  北側と東側は晴れている。 けれど、こっち側は建物が近過ぎて好い景色ではない。
裏門
裏門
 3分程の滞在で、展望室を後にして階段を下りた。 そして、14時51分に天守を出た。
 14時53分、裏門から出た。 裏門の前は広場になっている。 14時54分、北西の乾隅櫓の横を通過。 14時57分、艮隅櫓横を通過。 堀の気配全くなし。 みんな埋めてしまったんだろうね。 よくぞここまで市街地化したものだと、感嘆する。 天守だけじゃ名城には選ばれないよね。 高崎城の跡形のなさにガッカリしたが、広い敷地が公園や文化施設になっているし堀もあった。 天守廻りしか残っていないここよりましと思った。 やはり百名城に選ばれたところは、保存意識が高いことを改めて実感した。
 そうは言っても、日本の歴史上で重要な出来事だった関ヶ原の戦いに関わったお城。 訪ねてよかった。
乾隅櫓   艮隅櫓
乾隅櫓   艮隅櫓
 14時58分、入口門前に戻り犬山城を後にする。
 15時8分、大垣駅南口に戻った。 そのまま北口へ抜けた。 北口にショッピングセンターがあり、しばらくその中をブラつく。 最後に館内のスーパーで夕食にする弁当等を買って、16時42分、大垣駅へ戻った。
大垣駅北口   大垣駅5番ホーム
大垣駅北口   大垣駅5番ホーム
 次の名古屋方面快速電車は16時56分発の特別快速豊橋行だった。 5番ホームへ行くと、既に電車が止まっていた。 大垣は始発駅。 後ろから2両目の車両に乗った。 定刻に発車。
シティホテルナゴヤ
シティホテルナゴヤ
 17時28分、名古屋駅2番ホームに到着。 新幹線側の出口から出て、ホテルに向かう。 17時40分、シティホテルナゴヤにチェックイン。
宿泊した部屋
宿泊した部屋
 割り当てられた部屋は314号室。 今回の旅で一番宿泊費が高いホテルなんだけど、部屋に湯沸かしポットもドライヤーもない所は今回初めて。 お湯は、上階の給湯器まで行かなければならない。 夕食前にカップラーメンを持ってお湯汲みに行ってきた。
 4泊5日の長旅も明日を残すのみ。 城巡りを目的にした旅では最長。 毎日動きまわり、さすがに疲れも出てきた。 5城を巡り終えた安心感で気も緩み、早々に就寝。