【旅日記:2016年10月20日(木)】
柏市 → 富山県高岡市 → 石川県七尾市
 5時過ぎに起床。 しっかり朝食を食べ、お昼のおにぎりまで握って、新聞を読んでから家を出た。 3泊分の荷物を詰め込んだリュックを少しでも軽くしたく、新聞を置いていくために。
 6時21分、柏駅南口に到着。 南口正面の空は青い。 今日は雨男返上・・・できそう。
柏駅南口正面の空   柏駅3番線
柏駅南口正面の空   柏駅3番ホーム
 改札を抜けて、常磐線上野行が出る3番ホームに降りると、6時23分発の電車が到着していて先頭から2両目に飛び乗った。 取手以北から来た電車で、6時台前半というのに、いつも乗ってる取手始発通勤電車の先頭車両以上の混みよう。 座席前のつり革にも空きがなく、ドアの近くに立しかなかった。 6時53分、上野駅9番ホームに到着。 定期で乗ったので、一旦、中央改札口から出た。
 上野からは、JR東日本「大人の休日倶楽部」会員のみに販売する「北陸フリーきっぷ」。 北陸新幹線での往復指定席と北陸エリアの新幹線・特急自由席含みで4日間乗り放題のフリーきっぷがセットになって22,000円。 この切符で入場しなおして、地下4階の新幹線ホームへ向かった。
上野駅中央改札   新幹線コンコースへ向かうエスカレーター
上野駅中央改札   新幹線コンコースへ向かうエスカレーター
 改札は1階で、地下3階のコンコースまで1本のエスカレータで降りる。 見慣れた光景のはずなのに、今日はどういう訳か「長いエスカレーターだな~」と思ったので写真を撮ってみた。
 コンコースのトイレに立ち寄ると、手洗い場の片隅に、掃除の人たちが置いたのであろう「おみくじ(?)」があった。 これまた、以前から存在に気付いていたけれど、今日は写真を撮ってみた。
B3階トイレにあった物  
B3階トイレにあった物   上野駅新幹線19・20番ホーム
 7時7分、新幹線の19・20番ホームに降りた。 乗る電車が来るまでにまだ間があるので、ベンチに座って待った。
地上に出た直後の空
地上に出た直後の空
 7時25分、かがやき503号金沢行が19番ホームに入ってきた。 指定席が取れている6号車に乗り込む。 取れている席の隣(通路側席)にはすでに中年男性が座っていて前を通してもらって着席(15E席)。
 7時26分、定刻に発車。 数分で地上に出たときの空の青さに感激!! そんな車窓を楽しんでいたが、大宮停車の後は緊張感も切れ、8時頃には居眠りしていた。
 8時8分に大宮を通過。 8時11分には野山の風景とトンネルに車窓は変わる。 8時21分に軽井沢と通過したあたりは、空がどんよりとして、もやがかかっていた。 路面が濡れたような色をしている。日本中が良い天気というわけにはいかないようだ。 しかし、8時27分に佐久平を通過した頃には、もやは消え、8時33分に上田を通過したあたりでは再び青空になっていた。
軽井沢通過直後   上田通過直後
軽井沢通過直後   上田通過直後
 8時43分、長野着。 ここまでは、一昨年乗ったことがある路線。 この先は昨年3月に開通した、未体験路線。
 長野でJR東日本から西日本に乗務員が交代して、8時45分に発車。 8時54分に飯山、9時2分に上越妙高、9時10分に糸魚川と通過。 日本海側に抜けたはずなのに、景色は山中ばかり。 もっとも、進行方向左側の窓側席なので、海は反対側。 9時20分、黒部宇奈月温泉を通過。 黒部といえばダム。 山奥っぽい駅名という先入観があった分、思ったより人里だった。 とはいえ、相変わらずトンネルが続く。
 9時23分、ようやくトンネルのない平地に出た。 もう富山駅の手前。 9時31分、富山駅13番ホームに着いて、ここで下車。
富山駅(新幹線)13番ホーム   富山駅3番ホーム
富山駅(新幹線)13番ホーム   富山駅3番ホーム
 乗換え改札を抜けて、まずトイレ。 そして、9時39分に「あいの風とやま鉄道」ホームに上がった。
高岡駅観光案内所
高岡駅観光案内所
 3番ホームに金沢行の電車が止まっていた。 2両編成の電車で空席はなく、先頭車両の一番後ろのドア横に立つ。 9時42分定刻に発車し、呉羽・小杉・越中大門の3つの途中駅に停車して、10時丁度、高岡で下車。
 改札を出ると、目の前に観光案内所があった。 高岡城までの道のりがわかる駅周辺地図をもらって、早速、城を目指して北口の階段を降りた・・・のだが、駅前の大通りがやたら遠くに見える。 どうやって行けばよいのかしばらく戸惑い、地下通路があることに気づいて階段を降りた。 なんと、地下通路内には大量のコミック本とテーブルやイスまで置いてあるスペースがあった。 マンガで町興しか・・・マンガとどんなゆかりがあるのだろう。
駅前地下通路   駅前通り
駅前地下通路   駅前通り
 10時12分、地下道から地上に出た。 中央に路面電車の線路がある広い駅前通り。 写真を撮影して、10時13分に城址へ向かって歩き出す。
 落ち着いた感じの街並み。 城が近づくほどに、建物から歴史が伝わって気がする。 街並みが浮世離れした気分にしてくれる・・・と思ったけれど、たぶん、新幹線で一気に遠くに来たという感覚のせいだろう。 ノロノロの各駅停車では味わえない短時間で別世界に移動した気分。
 10時25分、高岡古城公園に到着した。

 高岡城訪問のレポートはこちらをご覧ください。
高岡大仏
高岡大仏

 12時8分、高岡城訪問終了。 駅に向かって歩き始める。 12時13分、高岡大仏前を通過。 奈良東大寺の大仏と、鎌倉大仏と、この大仏が日本三大仏だそうな。 だとしたら、三大仏全部見たことになる。
 城址に向かった道をそのまま引き返すルートをたどり、12時24分、地下道のコミック本コーナーまで戻る。 そこにあるテーブルやイスは、平日の昼間だからだろう、ガラガラ。 ここで一休みして、自宅から持ってきたおにぎりを食べた。
 12時38分、休憩終了。 12時40分、高岡駅改札前に到着。 12時42分、駅南口に出て駅舎を撮影。
高岡駅北口   高岡駅南口
高岡駅北口   高岡駅南口
 12時44分、改札を抜けて、金沢行が出る3・4番ホームに降りた。
あいの風とやま鉄道改札口   あいの風とやま鉄道4番ホーム
あいの風とやま鉄道改札口   あいの風とやま鉄道4番ホーム
 4番線で12時49分発の金沢行電車を待つ。 49分に着て、50分に発車した。 次の駅「西高岡」で12時55分に下車。
西高岡駅   国道8号線
西高岡駅   国道8号線
 先月にテレビで「万葉シュー」という名のシュークリームを見て、ググったところ高岡市の「道の駅万葉の里」で売っていると知り、時間があったら立ち寄ろうと思った。 西高岡駅から2km程度と楽勝で歩ける距離と踏んだ。 道に迷って余計に歩くのはいやだったので、最短距離の道を調べることはせず、確実に行けそうな大通り伝いのコースを選ぶ。 西高岡駅舎の写真を撮り、12時58分、道の駅を目指して歩き始めた。
 駅前通りを直進し、国道8号線との交差点で右折。 13時20分、道の駅万葉の里に着いた。
道の駅万葉の里高岡   万葉シュー
道の駅万葉の里高岡   万葉シュー
 何はともあれ、まずは万葉シューの売り場探し。 13時24分、カスタードの万葉シューを買った。 ハロウィンを意識した限定品か、他にパンプキンもあった。 どちらも税込み1個350円で、シュークリームにしては驚きの値段。 コージコーナーなら3個買える・・・。 しかし、わずかだが金箔もかかってるようだし、サイズ大きめクリームたっぷりだから、コージコーナーと一緒にしてはいけないか。 買うなり、建物内の休憩所で食べにかかる。 クリームが溢れてきて、きれいに食べられない・・・と、この上ない贅沢な悩みに浸る。
 食べ終えて少しお土産売り場をのぞき、13時33分に道の駅を撤収。 西高岡駅に向かって歩く途中で、ふくらはぎにわずかに違和感を感じる。 悪化しないようにと急がないように意識して歩き、13時59分に西高岡駅に戻り着く。 金沢方面のホームへ行くには階段の上り下りがある。 ホームに降りたときには、足がつりそうになっていた。 水分補給しなければいけないと思い、自動販売機で水を買って一気飲み。 そして、他に誰もいないホームのベンチに座って14時8分発金沢行電車を待った。
 電車は定刻に来た。 ベンチで休めたのは、ほんの数分だけ。 乗ろうとしたがドアが開かないと一瞬あせった。 すぐに、開くボタンを押さなければならないことに気付き、事なきを得た。 乗るとすぐに電車は発車した。
西高岡駅のホーム   火牛の像
西高岡駅のホーム   火牛の像
 「石動」と書いて「いするぎ」とは難読な駅名。 「倶利伽羅」は、そのまま「くりから」と読むが、妙な響きの駅名。 変わった名前の駅が多い路線だと思う。
 14時29分、津幡駅1番線で下車。 ここで、JR七尾線に乗換え。 七尾行の電車は14時44分と少し間が空くので、その間にトイレに立ち寄った。 用を済ませトイレから出た時に、牛の像があることに気が付いた。 丑年生まれとしては見逃せない・・・。 角に松明が結わえた牛。 「火牛の像」だって。 源平倶利伽羅合戦で、松明を付けた牛の群れを敵陣に放って勝利したという故事のモニュメントだそうな。
 乗換えホームの3番線では、七尾行が3分程遅れているとのアナウンスが繰り返されていた。 14時46分に電車が来た。 ドアが自動で開かないことには、もう慣れた・・・が、開くボタンが見当たらない。 早く乗らなければとパニックに陥る。 周りを見ると、隣のドアが半開きになっていた。 そこにダッシュして、飛び乗った。 半開きの幅が狭かったので、飛び乗るときにとっさに手でドアを動かしたのだが、この時に軽い力でドアが開くことに気付いた。 それで、手で直接開ける作りであること知った。 ビックリ仰天。
津幡駅3番ホーム   七尾駅
津幡駅3番ホーム   七尾駅
 乗ったのは3両編成の先頭車両。 乗車直後は長椅子の空席に座っていたが、14時58分に宇野気(うのけ)に着くと近くの4人掛けボックス席が丸々空き、そこに移動した。 靴を脱いで、向かいの席に足を投げ出したら、すぐに眠くなってウトウト。 意識が戻っのは15時20分。それから5分後に羽咋(はくい)着。 ここで特急電車の追い越し待ちのため、長時間停車。 特急自由席にも乗れるきっぷなので、追越していく特急に乗換えることもできたのだが、早く着いても時間を持て余すだけと考えこのまま各駅停車で行くことにした。 特急が出てから5分後の15時38分に羽咋を発車した。
 単線区間のため、その後、金丸と徳田で反対方向に行く電車とのすれ違いのため数分の停車があった。 投げ出していたにも関わらず、足の疲労は増すばかりのようで、七尾に近づいた頃は、足がつって靴を履くのに苦労した。 16時11分、七尾駅1番ホームに到着。
 駅を出るとバス乗場があったので、明日乗る路線や時刻を調べた。 その後、駅前を少し散策。 スーパーマーケットで夕食を買ったときには16時45分になっていた。 歩いている間はつらないという変な症状だが、そろそろ限界。 今夜の宿泊先の「ビジネスホテルはやし」に向かう。 その方向に進むとすぐに建物が見えた。 七尾駅から信号待ち含め5分もかからず、立地は最高。
ビジネスホテルはやし   泊まった部屋
ビジネスホテルはやし   泊まった部屋
 16時55分、チェックイン終了。 ネット予約したサイトはマスターカード可だったのに、現金支払いのみと言われ、いきなり騙された気分を味わう。 202号室に宿泊。 机もあったけれど、やたらと狭い部屋。 まあ、シャワーを浴びて寝るだけだからいいけれど・・・。
 明日に備えて早々に寝るつもりだったけれど、テレビを見たりして、結局就寝は11時。 普段の就寝は1時近いので、いつもよりは格段に早い。