【旅日記:2018年3月3日(土)】
那覇市 → 柏市
 昨夜の就寝は零時半。 夜中に何度か目を覚ましたがすぐに眠れたし、7時半起床と十分過ぎるほど寝た。 7時半の割に暗い感じがして外をみたら本格的な雨が降っていた。
泊まった部屋のベランダからの風景
泊まった部屋のベランダからの風景
 雨の中を歩き回る気にもならず、なるべくゆっくりホテルを出てまっすぐ空港に向かうことにした。 9時半にチェックアウト。 部屋の鍵を事務所の郵便受けに投げ込むだけで、誰とも顔を合わせずホテルを後にする。
 雨降りだけど寒くはない。 トレーナーを来て歩いていると汗が吹き出す。 9時40分、おもろまち駅に到着。
おもろまち駅とT GALLERIA
おもろまち駅とT GALLERIA
 駅前の写真を撮り、きっぷを買い、9時47分に空港行が来る2番ホームに上がった。 電車を待っている間に、稲光が一度あった。 ホームが高い所なので、風がとおって少し涼しい。
おもろまち駅2番ホーム
おもろまち駅2番ホーム
 9時52分、空港行のモノレールが入線。 先頭の入口から乗り、車両前面の窓から進行方向の景色を眺めて過ごす。 空港はここから10駅目。 途中駅で降りる人は少なく、乗客は、ほぼほぼ空港に向かう旅行者という感じ。
那覇空港駅改札(内側)
那覇空港駅改札(内側)
 10時13分、那覇空港駅着。 降りた乗客が一斉に改札に降りる階段に向かう。 肩口に三本線が入ったジャージの上着を来た人…見るからに中国人も混じっている。 それらの人をやり過ごし、人がいなくなった改札内側を撮影。
空港とゆいレール間の通路
空港とゆいレール間の通路
 帰りは迷わず、ゆいレールから空港ビルに移動。 10時18分、空港ビル2階に入った。 お土産を一袋にまとめたが、機内に持ち込むのは邪魔くさく、預けることにする。 2階に検査場があるので手荷物を預ける航空会社のカウンターもこの階にあるかと探したがみつからず。 探し回る間に見つけたフロア図で、3階にあることを知った。
手荷物を預ける行列
手荷物を預ける行列
 10時26分、3階に上がった。 何やらすごい行列が目に入り、それが手荷物を預ける順番待ちだったことを知った時は落胆した。 10時28分、行列の最後尾に並ぶ。 馬鹿げているとしか言いようがない有様。 10時49分、ようやく預ける荷物の検査の順番が来た。 10時53分にやっと手荷物預けを完了。
 後は搭乗まで時間つぶし。 4階の展望フロアで離着陸する飛行機をながめ、2階に降りて土産物売場をぶらぶら。 歩き疲れて、11時34分、2階のベンチに腰を掛ける。 10分程休んで、コンビニで昼食にするおにぎりとパンを購入。
 11時56分、検査場。 おととい羽田で踏んだドジは繰り返すことなく一発通過。 搭乗口が何番まであるのか、検査場の先はとても広い。 自分が乗るのは25番搭乗口。 12時3分、その前に着く。
今日乗る飛行機
今日乗る飛行機
 搭乗口に乗る飛行機がすでにつながれていた。 JAL908便、出発時刻は13時35分。 まだ搭乗口周辺のベンチソファーはガラガラ。 座って、さっき買った昼食を摂る。 具が「あぶらみそ」というおにぎりが沖縄らしいと思って買ったのだけど、単に甘いみそ味だった。
充電ステーション
充電ステーション
 12時18分、昼食を食べ終わった。 その後、待合室にあるパソコンやスマホの充電ステーションでパソコン作業。 13時には疲れて作業終了。 パソコンをリュックにしまい、搭乗口付近に座ってボーっと搭乗の誘導案内を待った。 
25番搭乗口付近
25番搭乗口付近
 13時15分、搭乗開始のアナウンス。 復路も20K席なので、搭乗の優先順位は最後。 13時21分に搭乗して着席。 搭乗を待っていた乗客がみんな乗っても、隣とその隣は空いたままだった。
激しい雨
激しい雨
 出発時刻を過ぎても、動き出す気配なし。 13時38分、搭乗時刻を過ぎたが宮古島からの乗継客48名を待っているとの機内放送。 この雨では飛行機の遅れもしかたない。 3人掛けシートを独り占めかと思ったのに、48名も乗ってくるなら空席ではないだろう…と残念な気持ちになった。 しかし、3分も経たないうちに、待たずに出発すると訂正のアナウンスがあり、同時にCAさんたちがドアのロックやら慌ただしく出発の準備を始めた。 そして13時45分、機体が後ろに動き始めた。
CAさん実演中
CAさん実演中
 13時48分、後退し終えて滑走路に向けてのタキシングが始まる。 離陸前に緊急時に備えてのビデオ上映があるはずだが、画面がちらついたままで始まらない。 ビデオ装置の調子が悪いからと、CAによる実演が始まった。 20年前はスチュワーデス(当時はそう呼んでいた)の実演があたりまえだったと記憶しているが、いつしかビデオで済ますようになってしまった。 久々に見た生実演、懐かしさに感激。 飛行機が滑走路の手前まで来たが、まだ実演が続いていた。 滑走路に入らず停止したのはCAが着席していなからかと勘繰ったが、降りてくる飛行機が見えて着陸待ちの停止とわかった。 着陸待ちの間に実演が終わりCAが着席したけれどまだ動かない。 窓を除くともう一機降りてきているのが見え、まだ着陸待ちが続いた。
 2機が着陸した後の13時58分、ようやくと滑走路に進入し加速を始めた。 13時59分に離陸。 雨が激しく、離陸直後の窓から見える景色は水中みたいだったが、1分ほどで水滴一つ見えなくなった。 しかし、この時はまだ雲の中。 14時1分、雲の上に出た。 14時2分、左旋回…北に機首をむけたようだ。 まだ上昇は続き、14時3分、再び雲の中へ。 上層の雲の中は気流が荒れているのか、ここではやや揺れた。 14時8分、雲を抜け青空が見えたが時々の揺れは治まらず、14時11分再び雲の中へ。 14時12分、一瞬落下する感触があり、直後、雲の上に出た。 14時14分、雲をちょっと下に見る感じの高さに達し水平に移ったようで安定した飛行になった。 14時18分、ベルト着用のサインが消えて機内サービス開始。
 14時40分、機長のあいさつが流れた。 羽田着陸は15時55分、天気ははれ、気温13℃とのこと。
水平飛行中はずっと雲の上   静岡県沖で西に転進
水平飛行中はずっと雲の上   静岡県沖で西に転進
 飛んでいる間ずっと下は雲しか見えなかった。 沖縄に向かうときは下界が見えたので窓に張り付いていたために、天井に付いたモニターに飛行位置が表示されていることに気が付かなかった。 今日は窓の外をみてもつまらないので、モニターに視線を釘付け。
 15時26分、あと30分ほどで着陸とCAのアナウンス。 その前から徐々に高度を下げている感触があったが、アナウンスの少し後に雲の中に入った。 15時33分、雲の下に抜け伊豆諸島が見えた。
伊豆諸島   九十九里
伊豆諸島   九十九里
 15時41分、ベルト着用サインが点灯。 その直後、飛行方向に房総半島が見えてきた。
浦安沖飛行中
浦安沖飛行中
 房総半島上空を南から北に横断し、京葉湾岸へと進む。 幕張→浦安→東京ディズニーランド→お台場の沖をとおり、15時59分、羽田空港に着陸。
羽田空港着
羽田空港着
 16時7分、駐機場に停車。 ボーディングブリッジがつながれて、16時10分に飛行機を降りた。 つながれたゲートは15番だった。
 すぐに手荷物受取所に向かい、16時15分にたどり着く。 7番のターンテーブルから出てくることを確認して、一旦トイレに。
手荷物を受取る所
手荷物を受取る所
 戻ってからは、ターンテーブルのそばに立ち荷物が出てくるのをひたすら待つ。 16時21分にテーブルが回り出したが、自分の荷物が出てきたのは、それから約7分後。
到着客の出口
到着客の出口
 自分の前まで移動してきた荷物を拾い上げ、沖縄空港で貼られたタグをはぎ取って捨て、16時30分に到着客の出口を抜けた。 品川始発の常磐線直通電車に乗るべく、京急線に向かい、16時35分に改札を通過。
 1番ホームに電車が止まっていた。 始発らしく空席だらけ。 乗って座ったものの、2番線で電車を待っている人がたくさんいたのでヘンだと思い一旦降りて発車時刻の掲示を見ると、2番線が先発だった。 16時39分、2番線に折り返し快速青砥行となる電車が入線してきた。 待ち行列に並び遅れたけれど、どうにか座れた。
京急羽田空港国内線ターミナル駅改札   羽田空港国内線ターミナル駅2番ホーム
京急羽田空港国内線ターミナル駅改札   羽田空港国内線ターミナル駅2番ホーム
 16時41分、青砥行が発車。 途中、京急蒲田(16時49分)のみの停車で、16時58分京急品川着。 のりかえ改札を抜けて、17時1分、JR品川駅10番ホームに降りた。
京急→JRのりかえ改札   JR品川駅10番ホーム
京急→JRのりかえ改札   JR品川駅10番ホーム
 出発を待っていた17時3分発取手行の6号車に乗車。 7人掛けのベンチシートに自分含め二人しか座っていないガラガラ具合。 もちろん立っている人はいない。 電車は定刻に発車した。 品川に来るのは久々。 品川~田町間の新駅建設が随分と進んでいることに驚いた。
 17時8分、新橋着。 聞き慣れた発車メロディで、旅の終わりを実感。
 17時11分、東京駅停車。 まだ空いていた両隣のシートの右隣が埋まった。
 17時17分、上野駅停車。 ここで左隣の席も埋まり、立っている人もちらほら。
 17時22分日暮里、17時24分三河島、17時27分南千住、17時29分北千住、17時38分松戸と停車して、17時46分柏に到着。
柏駅4番ホーム   柏駅南口の時計
柏駅4番ホーム   柏駅南口の時計
 帰り着いた時間を記録する意味で南口の時計を撮影。 もう薄暗くなっていたけれど、写真だとまだ空が青い。
 日本最南端県の城めぐりが無事終了。 ものすごく遠い所へ行ったのだが、半日の移動で済むとそんな実感がわかない。 朝から晩まで各駅停車の電車に乗っているほうが遠くに行った気になれる・・・結局、距離感は移動時間に比例するわけだ。 移動距離よりも、今回の旅は、アパートで自炊のような時間を過ごし「一人旅」より「一人暮らし」だったことが思い出深い。 一人気ままなに過ごせる時間が終わってしまったことが何よりも残念。