【2013年9月4日 箕輪城訪問レポート】
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箕郷公民館 |
9時16分、箕郷公民館に到着。
持ち去り防止のため、人がいる窓口に置いておくために、ここがスタンプ置場になっているという。
中に入ると、左手に窓口がある。
数人の職員が詰めていた。
窓口に近づくと、こちらから声をかける前にスタンプを差し出してくれた。
いかにもよそ者という姿をしているということか・・・。
私がスタンプを借りて押している間に、箕輪城のみならず近隣の観光スポットや10月に開催されるお祭りの案内まで沢山のパンフレットを渡そうと用意していてくれた。
ありがたくいただいて、公民館を後にした。
9時20分、公民館から箕輪城址に向けて歩き出す。
9時37分、大手虎韜門口に到着。
門といっても、構築物は一切なし。
ここから三の丸へ昇る道が始まっている。
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大手虎韜門口 |
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三の丸へ登る道 |
登るとすぐに、鍛冶曲輪の石垣があった。
9時40分、鍛冶曲輪に到着。
雑草が生い茂り、斜面なのか平らなのかもよくわからない。
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鍛冶曲輪の石垣 |
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鍛冶曲輪 |
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三の丸の石垣 |
三の丸の手前にも石垣があった。
鍛冶曲輪の石垣より苔の緑がはっきりしている。
夕べ雨が降ったのだろう。
地面も湿っていて、そのジメジメ感が忘れ去られた遺跡っぽさを盛り立てる。
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城跡案内図 |
9時43分、三の丸に到着。
城跡内の要所要所に、案内板があって現在地がわかるようになっている。
場所名を刻んだ石柱と共にその地の解説を記した石板も置いてあって至れり尽くせり。
天気が崩れる前に廻ってしまいたく、先を急ぎゆっくり解説を読めないのが残念。
天気予報ではいつ降ってもおかしくないようなことを言っていた。
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三の丸 |
三の丸と二の丸の間には堀が掘られていた。
写真の右側が二の丸で、反対側が三の丸。
草ぼうぼうで堀の斜面が土塁か石垣かわからない・・・けれどこれだけ草が生えているのは土塁なのだろう。
9時47分、二の丸に到着。
ここの雑草は背丈も高く、分け入って入ろうという気分にならない。
もっとも、私の他に来訪者はいない。
どのくらいの人がここに来るのやら・・・まめに草刈りやらの整備にお金をかけるのも、もったいないと私も思った。
しかし、先に進むと車が一台停まっていた。
そして、二の丸から本丸へ向かう道の周辺は、打って変って綺麗に整備されていた。
搦手口から二の丸への道が唯一車で登れる道のようだ。
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三の丸と二の丸の間の堀 |
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二の丸 |
二の丸から本丸へ通じる道も車が通れる道幅だが、一般車が進入しにくいようにゲートが設置されていた。
二の丸には、城の復元想像図も掲示されている。
大金かけて復元するまでもなく、想像だけで十分かな・・・賑わいそうな場所じゃないし。
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二の丸から本丸へ向かう道 |
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箕輪城復元想像図 |
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二の丸と三の丸の間の堀 |
二の丸と本丸の間にも堀があった。
三の丸と二の丸の間の堀よりずっと深い。
というか、三の丸より本丸のほうが高台になっているので、その分谷が深くなっているのだろう。
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箕輪城跡石碑 |
9時52分、本丸到着。
本丸手前に、城跡の石碑があった。
百名城各城のスタンプは、一番特徴的な部分を図柄にしているが、箕輪城の図柄はこの石碑だった。
江戸時代の始まりとともに捨てられた城でありながら、この地形が今に残っている歴史的価値はすごい。
しかし、古さを図柄にするのは難しく、スタンプ作りの苦労がうかがえる。
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本丸 |
本丸も草ぼうぼう。
公園としては全く機能していない。
なにか利用価値はないものか。
人が来ないから荒れる、荒れるからますます人が来ない悪循環の気配。
そもそも、敷地内に有人の施設がないあたりが見捨てられた土地っぽい。
こんなところまで開発する必要もないということか。
本丸の先に御前曲輪がある。
そこに着いたのは9時54分。
ここの草はちゃんと刈られている。
いくつかの碑があり、定期的に人が集まるイベントがあるのだろう。
そういえば、公民館でもらったお祭パンフレットに、本丸までの行進があったなぁ。
御前曲輪から稲荷曲輪に降りる小道があったけれど、険しそうだったので本丸へ戻ることにした。
本丸と御前曲輪の境は背の低い生垣だけ。
高低差もなく、本丸と御前曲輪は一体のものだということがわかる。
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御前曲輪 |
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本丸から臨む御前曲輪 |
10時5分、二の丸に戻る。
おじさんが、竹ぼうきで枯葉を掃き集めている。
全く放置しているわけではないみたい。
他に人は見当たらず、二の丸に停まっている車は、この人が乗って来たものだろう。
高崎市のホームページを見ると、平成23年・24年に城址の保存整備を実施して、城跡の樹木の伐採・間伐と、二の丸にある休憩所の改修・バイオトイレを新設したとのこと。
バイオでし尿を分解する(浄化槽じゃない)自慢のトイレを、せっかくなのて体験させてもらった。
物を落とすと取り出し困難なので注意してください(特に財布等)という注意書きにちょっと緊張した。
なにせ、落とす穴が大きい。
帰りは、椿名口へ抜けることにして、二の丸から大堀切を渡った。
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バイオトイレ |
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大堀切 |
大堀切を渡った先は、郭馬出。
兵隊が集合して、ここから一斉に城外に繰り出す場所らしい。
雨が降り出しそうな気配が遠のき、解説板を読む余裕が少し出て来た。
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郭馬出 |
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馬出堀 |
10時13分、馬出堀を渡り木俣に到着。
複数の方向に道が分岐している所なので、木俣と名が付いたそうだ。
郭馬出から出た集団が多方面に分かれる所なのだろう。
木俣から椿名口へ通じる道路は細い山道。
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木俣 |
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木俣から椿名口へ向かう道 |
椿名口へ向かう途中に、街並みを見下ろす風景が見える所があった。
空はどんよりだけど、降らなくてほんとうによかった。
しかし、箕輪城跡は雑草だらけ。
特にこの道は藪のようなところで蚊が多い。
この季節特有のことなのだろうが、虫よけスプレーが必需品だ。
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椿名口近くで見た下界 |
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椿名口 |
10時22分、椿名口に到着。
椿名口は、バス停「城山入口」のそばだった。
高崎駅行の次のバスは10時49分で、まだ30分近くある。
箕郷本町へ行けば、もっと早いバスに乗れるかも知れないと思い、バス通り沿いに歩くことにして箕輪城を後にした。
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