【2024年11月8日 大洲城訪問レポート】
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本丸への上り口 |
11時59分、本丸への上り坂に到着。
城訪問開始の境目がはっきりしない。
正面間近に城を見上げる位置であり、平坦な道がここで終りっぽいので、ここを訪問の起点とする。
12時3分、天守が建っている本丸跡まで上り切った。
ここまでの上り坂で石垣は堪能できたけれど、途中に門や櫓が全く無い。
遠くから見た天守の風貌でどんな城跡なんだろうと期待を膨らませていたが、本丸にしか建物がないショボさにガッカリ。
途中に門の一つでも建てれば現世と古(いにしえ)の境目が出来て特別なところに来た感が高まるのに・・・残念。
来場者は案外少ないが、韓国人一家が建物前でダラダラと写真撮影していて去るのをベンチに座って待つ。
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本丸跡 |
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大洲城 |
12時14分、韓国一家がやっと去り、台所櫓・天守・高欄櫓の写真が撮れた。
直後に、台所櫓にある入口の窓口で料金を払って建物に入場。
台所櫓1階に百名城スタンプが置いてある。
本丸片隅の3つの建物はつながっていてた。
台所櫓1階で天守骨格模型と鎧がお出迎え。
台所櫓2階は解放されていないようで、すぐに天守へ移動。
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台所櫓1階 |
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天守1階 |
12時17分、天守1階に入った。
木造の梁が力強い。
お金をかけて造った感は強い。
12時19分、天守2階に上った。
柱が多く、建物強度もだいぶ強そう。
その分、広いスペースがなくて展示利用することを全く考えていなかったという印象。
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天守2階 |
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天守2階から3階への階段 |
手すりにつかまらなければ昇り降りできない急な階段で12時21分に3階上がった。
ここにも何も置いていない。
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天守3階 |
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天守4階 |
12時22分、最上階の4階に上がる。
なぜか、ここに至ってシャチ鉾が(1個だけ)置いてある。
一般的に天守最上階は眺めを楽しませるよう窓とか大きな開口部を設けているものだが、ここはただの部屋としか思えない。
観光客に媚びることなく、昔あった建物を忠実に再現することだけを考えて建てたのだろうか。
1階から上ってくる間に、梁の太さや木組みの美しさからかなりの費用をかけて再建したこはと推測出来る。
だからこそ、再建の趣旨や苦労などの物語をどこかに掲げて欲しいと思う。
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天守4階小窓からの眺望(北側) |
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天守4階小窓からの眺望(東側) |
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天守4階小窓からの眺望(南側) |
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天守4階小窓からの眺望(西側) |
最上階からの眺めを撮影し、12時29分、4階から下り始める。
1階まで下りるのに要した時間は1分程。
天守と高欄櫓は1階どうしがつながって建っている。
12時32分、高欄櫓1階に入る。
相変わらず、何も置いてない。
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高欄櫓1階 |
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高欄櫓2階 |
12時34分、2階に上がる。
ここにも何もない。
12時37分、台所櫓に戻り建物を出た。
出てからつながっている3つの建物の写真を撮った。
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台所櫓 |
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天守 |
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高欄櫓 |
12時46分、本丸から撤収。
繰り返しの愚痴になるが、遠くから見て膨らませた期待が、本丸の隅っこに3棟建っているだけの様でガッカリに変わった。
期待していなければガッカリもしなかっただろう。
逆の出来事が萩城訪問の時にあった。
長州が嫌いだったから何の期待もなかったところ、訪れてみたら入場券売り場での親切な対応を受けとても感動した。
期待されていなければ期待を上回るのは簡単、期待されていると上回るのが難しくなる。
今回の期待は私が勝手に膨らませたものなので大洲城に罪はない・・・。
けれど、自分は実力以上に期待されないようにしようと思った訪問だった。
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