【2015年8月29日 長篠城訪問レポート】
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長篠城址史跡保存館 |
12時57分、長篠城址史跡保存館に到着。
210円の観覧券を買って入場。
それと、ここの窓口で百名城スタンプを借りて押した。
武田勢の包囲網をかいくぐって鳥居強右衛門が援軍を呼びに行ったことや、戻って来た強右衛門が磔になった経緯を中心に展示してあった。
敵に包囲されたつながりでアメリカのアラモ砦の展示があることは、まあ、認めるとして、ここに日露戦争の資料は似つかわしくない。
忠孝を貫いて磔になった強右衛門を美化して、日露戦争に出兵した兵士の教育に使ったことを自慢したいようだ。
「坂の上の雲」に描かれた、消耗品のように兵士を注ぎ込んだ旅順攻囲戦でもそんな洗脳をしていたのだろうか。
織田信長が斬新な戦法で勝利したと有名な「長篠の戦い」は、強右衛門の救援要請で始まったことをここで初めて知った。
長篠城が包囲されたことは、歴史上重大な出来事だったんだ。
30年以上前に読破した山岡荘八の「徳川家康」にはたぶん書いてあるだろうと思うけれど・・・覚えていない。
後世の人間がその出来事をいやらしく利用している様子も見受けられ、狭い展示室だったけれど、いろいろ考えさせらることが多く、展示室を出たときは13時30分になっていた。
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長篠の戦い布陣 |
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長篠城縄張概図 |
長篠の戦いが展開された場所はここから少し離れていて行ってみようとは思わない。
長篠城だけでもハイキングコースのように見所はありそうだったが、天気も良くないし、本丸の見学にとどめる。
史跡保存館は本丸跡そばに立っていて、本丸跡入口までは1分のかからない。
本丸は草野球場といった広さ。
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本丸入口 |
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本丸跡 |
本丸入口左側の土塁上を歩いた後、一旦本丸外に出て内堀を見る。
その後、再び本丸に戻り、反時計回りに一周した。
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内堀と本丸土塁 |
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本丸沿いの線路を電車が通る |
入口の正面奥のフェンスの先は線路。
線路側のもっと先には、自動車道が見えるが、車が走る様子が見えず建設中のように思える。
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本丸から見える自動車道 |
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本丸側から見た史跡保存館 |
13時50分、本丸跡を一周し終えた。
時間が経っても付近を歩いてみようと思う気持ちは湧かず、史跡保存館のトイレに立寄り、長篠城を後にした。
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